漢方的な考え方

環境適応力

最近の天気予報。各テレビ局とも美人で可愛いお天気お姉さんが出てきます。昔の天気予報は、どちらかというと真面目で堅物そうな中年のおじさんがやっておられました。天気予報は比較的地味な番組で、大概、ニュースの後の時間帯です。それでニュースが終わるとチャンネルを切り替えてしまう人がいます。テレビ局も工夫をして、若い女性をお天気コーナーに起用してチャンネルを切り替えられるのを防いでいるのかも知れません。

最近はお天気コーナーもいろいろ進化しています。明日の降水確率、最高気温、最低気温、といった従来の情報だけでなく、それ以外にもいろんな情報を伝えます。例えば、何処そこのお寺の紫陽花が見ごろであるという開花情報、花粉症の人には気になる花粉情報、女性に関心が高い紫外線情報、さらに洗濯情報といった生活情報と多彩です。このように、あらゆる角度からお天気に関心を持ってもらえるように工夫されています。

病院勤務の長いお医者さんは、『こんな気候の時はこんな患者さんがよく救急車で運ばれてくる』『こんな季節はこんな患者さんの来院が多い』といったように、患者さんの推移を体感として持っているようです。

1月から2月にかけて、朝方がグーッと冷え込む日は脳出血が多いようです。春になって、毎日毎日暖かくなっているのに、ある日突然“季節はずれの雪”が降る事があります。こんな時も注意しなければいけません。体がビックリするようです。夏の猛暑。高齢者は水分補給がヘタで脱水症状を起こすことがあります。このように六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)といい、知らず知らずのうちに気候の影響を受けているのです。

さて、私たちの体には自動調節機能が働いています。例えば、寒い日に外に出たとします。すると、末梢の動脈が収縮して血圧が上がります。この時、血圧が上がったままだと危険です。そこで、体はこのことを脳に知らせ、今度は反射的に血管を拡張させて血圧を下げます。これが自動調節機能です。

ところが、動脈硬化が進んでいる人や、自律神経が不安定な人は自動調節がうまく働きません。そうすれば血圧が上がりっぱなしになって大変危険な状態となります。

そこで、【釣藤散】【七物降下湯】【黄連解毒湯】【柴胡加竜骨牡蠣湯】【柴胡桂枝乾姜湯】といった漢方薬を普段から服用しておくと良いです。自動調節機能がうまく働くようになってきます。つまり環境(気候)の変化にうまく適応できるようになっていくのです。

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ふやき本店

お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
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でんわ:0771-22-0040
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営業時間:10:00~18:00

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