私のかかりつけの歯医者さん。最近、そこへ行くと何だか良い香りがします。どうやらアロマを焚いているようです。受付に今日の香りは○○と、その日のメニューが書いてあります。
実は歯医者さんに行くのは、幾つになっても不安なものです。子供の頃の、あのキーンという音が、私の心の中でトラウマになっているようです。この芳香は、その気持ちを少しでも和らげよういう配慮なのでしょう。良い香りは人の気持ちを落ち着かせてくれます。
漢方薬に【沈香】というのがあります。【沈香】はジンチョウゲ科の植物が土中に埋もれ、樹脂の多い部分が残ったものと言われています。これは香木でもあり、薬木でもあります。
この【沈香】、実は誰もが名前を知っている有名なお薬に処方されています。それは夜泣き、かんむし、下痢、発熱で有名な【樋屋の奇応丸】です。鎮静、解毒、健胃の働きがあるといいます。【樋屋の奇応丸】は赤ちゃんの必須薬です。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。