患者さんは病院にかかったとき、『あなたは○○性□□炎です。』 『△△病という病気です。』 と診断名をはっきり言ってもらうほうが良いのでしょうか。或いは『あなたは○○がちょっと弱っている状態です』 と抽象的な表現の方が良いのでしょうか。
その人の性格にもよりますが、病名を言われた途端、ガタガタと落ち込んで、より一層体調を崩す人がいます。或いは『検査結果に何の異常もありません。あなたは大丈夫です』といわれても、『実際、私はしんどい』 『しんどいのに病名がないのはどうしてか』 とかえって訝しがる人もいます。
日本人は一般的に、『規定』というものに、ものすごく素直です。 年齢の場合でも29歳と30歳では受ける感じが大違いです。30歳になると三十路といわれとしまいます。大学の試験でも59点だと不合格、再試験になってしまいます。60点だと合格。わずか一点違いで天国と地獄です。
血液検査でも同様です。例えばLDLコレステロールが141mg/dlだったとします。そうすると形の上では高脂血症になります。そして140mg/dlだと合格という事になります。日本人はどこかで杓子定規に線引きをしてしまいがちです。
しかし、一点違いで健康からに病気なるのでしょうか。反対に病気から健康になるのでしょうか。世の中には“病気”と“健康”の二つしかないわけでは無く、私達の大半はその中間の“半健康”という状態にいます。『病気というわけではなく、さりとて特別健康というわけでもなく、おかげさんでまあ何とか・・・』という状態です。
こんな時、日々養生の為に保健剤や漢方薬やサプリメントが必要です。
このような事に配慮しながら、半健康の中でも出来るだけ健康に近い状態に持っていきたいものです。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。