高齢者のご夫婦が仲良く、時には小言を言いながらも、共に健康で過ごされているのは素晴らしい事であります。当地のような農業地帯では、軽トラックで夫婦揃ってお買い物に行かれる姿は、見ていてたいへん微笑ましいものです。
しかし、歳を経るといつかは悲しいかな、連れ合いを失うという事が起こってきます。その時、悲しさのあまりついつい引っ込みがちになる方があります。一日家に居ても、話し相手がいなくてずーっとテレビを見ていることになります。自分一人だからいいや、ということになって、おかずの種類も減り、お風呂や着替えといった日常の事もだんだん面倒くさくなっていきます。
そこで周りの人間はなんとか連れ出そうと、『今日、公民館でこんな催しをやっているから行ってきたら?』『車で送って行くから病院へ行ってきたら?』『親戚の法事に行ってきてよ』といろいろ声をかけるのですが、ますます閉じこもってしまわれる方があります。
そうすると一概には言えませんが『物忘れ』が進行するように思われます。 高齢者の方も積極的に『お茶飲み友達』を作って話し合い、常に頭を刺激してほしいものです。また何か趣味を作って『動作』をして欲しいものです。草引きでも何でもいいですから、他人が喜んでくれる仕事をしたいものです。
こうして、毎日を規則正しく過ごし、健康で長生きしたいものです。 もし、なかなか気持ちが前向きにならない方には【抑肝散加芍薬黄連】という漢方薬がお薦めです。 気分がふさぐ、意欲減退のむきに効果があります。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。