牡蛎は西洋料理にも中華料理にも、そして和食にも幅広く使われる食材です。見た目は少しグロテスクですが、口に入れた時、なんだか海の養分がギューッと詰まっているような気がしますね。
この牡蛎、身だけでなく殻の方も人々の役に立っていること、ご存知だったでしょうか?牡蛎の殻は、漢方では牡蛎(ボレイ)と申しまして重要な生薬の一つです。
この牡蛎の殻には、炭酸カルシウム・燐酸カルシウム・ケイ酸塩・グリコーゲン・タウリン・アミノ酸といった成分が含まれていて、胃酸の中和作用があります。それで、【安中散】という胃腸疾患に効く漢方処方の中にも含まれています。
また、牡蛎の殻にはもう一つ、精神安定作用があります。これは【柴胡加龍骨牡蛎湯】にも処方されていて、動悸・不安感などに効を奏します。
今、地球環境の改善が叫ばれている時、牡蛎は中身で人々の食欲を満たし、殻で人々の健康に寄与するという大変重宝な貝なのです。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。