漢方的な考え方

水毒

タレントさんやグラビアモデルの人が南の島にいって雑誌の撮影をすることがあります。その時、朝一番の撮影は大変なようです。普段可愛いタレントさんでも、顔がむくんでいて元の顔に戻るのにやはり時間がかかるそうです。男の私は自分の顔を鏡でマジマジと見るようなことはないのですが、朝はむくんでいるのかもしれません。

パーティや宴会の時、私はビール党で大ジョッキにして2杯分は頂いています。もし、これが水だったらとてもこれだけの量は飲めないのですが、ビールだと入るから不思議なものです。

さて、この入ってきた水分を今度は代謝しなければなりません。水が多すぎてもだめ、少なすぎてもだめ。血管の中、血管の外、細胞の中、細胞の外、必要なときに必要な量の水が体の中を満遍なく行き渡ることが大事です

私たちは、自分の体に水があるのをどんな時に感じるのでしょうか?

  • 花粉症で鼻水が止め処もなく出る
  • 水様の痰が吐いても吐いても出る
  • 下痢をしたときシャーシャーとたくさん水分が排泄される
  • オシッコが良く出る、あるいは逆に出ない
  • 足首が浮腫んで押すとへっこむ。
  • 湿気た日なんかに頭がほわ~んとする
  • 夏、冷たい物を飲んだ後、胃の辺りがチャポンチャポンいう
  • 運動した後、流れるような汗をかく

このような経験は誰でも多少はあるでしょう。

こんな時、【ビャクジュツ】や【ブクリョウ】といった利水作用のある生薬の入った処方を使うと上記の症状が改善され、何となく体の重さが取れて身軽くなります

高校野球のとき、甲子園では係員がホースで水をまいています。水溜りを作らず満遍なく撒いています。長年の経験というか見事なものです。また、農家の方なら分ると思うのですが、雨が多すぎても作物の生育に悪い、またカラカラ天気も悪い。適度なオシメリというのが大事なのです。

体も同様です。
●偏ることなく、万遍なく行き渡ること ●出し入れの収支バランスが取れていること が大切です。

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ふやき本店

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