漢方的な考え方

顎関節症

昔、一流の野球選手の歯は、奥歯が磨り減ってガタガタだったと聞いたことがあります。それは、ボールを打つときに、ものすごく強い力で奥歯を噛み締めているからだそうです。この事を選手生活の間、何万回もやっているので、これが原因で歯をいためるようなのです。

私はスポーツはやりませんが、年齢的なものでとうとう歯が傷んできました。 それに歯磨きが徹底できない事も重なって、とうとう前の右側の歯が抜けてしまいました。そこで部分入れ歯にしました。

そうした所、それから一ヶ月ほどこめかみの痛みに悩まされました。それも何かの拍子に突然’ピーッ’とくる痛みなのです。会食中なんかに痛みが走ると、相手に対して変な顔をしていないかとちょっと心配になります。

そこで自分なりに痛みの原因を考察してみました。普段、自分が口のどの辺りで物を噛んでいるのか意識した事は無いのですが、歯が抜けた時は、その反対側で噛んでいるはずです。

人間、何事も左右のバランスが大事ですが、私の口の中は物を噛む時、そのバランスが取れていなかった事になります。それで片一方の顎の関節だけに強い力が加わって炎症を起こしたものと思われます。さらに仕事をして緊張している時、パソコンをしている時、ストレスがある時、より一層、歯を噛み締めているようです。

こうした事が重なって、こめかみの関節に負担がかかって痛みが起こったようです。そこで、これも膝やらの関節の痛みと同様に考えて、漢方薬の【ケイシカリョウジュツ】を飲んでみました。そうすると炎症がおさわってきたのか、痛みの発作の回数が少なくなってきました。

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ふやき本店

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