洋服屋さんで衣服を選ぶ時、私たちは体格、体型、年齢、肌色、そしてその人の持つ雰囲気、そういったものを総合的に判断して選んでいます。同じ年代の人でもカラフルな服装が似合う人、シックな落ち着いた色合いが似合う人と様々です。身長が同じでも、太っている人、やせている人とこれもまちまちです。
漢方薬を選ぶ場合も同様のことが言えます。お一人お一人、体型、体質、年齢も違います。食生活や性格も違います。こうした場合、私たちは漢方独特の物差し(陰陽、虚実、寒熱、表裏)や座標軸を使って、その人の状態を総合的に判断して(証)、その人に合った薬方を決めていきます。
その物差しの一つに虚実があります。これは概ね体力や抵抗力で分けたものです。
しかし実際、はっきりと実証、虚証と二つに分けられるのでなく、この面はこっち、この面はこっちというように両方入り混じっていることも多いものです。中間証というのもあります。
私の場合、実証でもない、といって虚証というわけでもない。「中間証で少し虚証より」というところでしょうか。私には半夏シャ心湯や柴胡桂枝湯あたりがよく合います。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。