お客さんの中に高齢者の方がおられます。お買い物をされ、今、その値段が千五十円だったとしましょう。その時、千円札一枚と一円玉一つを置いてじーっとされている方がたまにいらっしゃいます。私もどうしたものかと思いながら、『あのー、これ・・・・・』と言うと、ようやく気が付かれます。『あっ、ゴメンゴメン分からなくて・・・』『目が悪くなったのかな・・・』とおっしゃいます。
一円玉と五十円玉、色は似ていますが重さは違います。分りそうだと思うのですが、年齢と共に識別能力、認知力というものが衰えてくるようです。
年齢と共にもう一つ衰えるものがあります。それは文章の理解力です。小説のように長いものは歳を取っても理解できます。新聞のように短いもので、写真と一緒に読みやすくなっているものも理解できます。ところが“公式文書のようなもの”が 苦手になってきます。
自分の所属する各種団体から「総会の案内」「規約の変更」といった文章が来ますが、用語が難しく、時々面倒くさくなることがあります。それで「何月何日までに出欠の返事を・・・」と書いてあるのですが、ついつい忘れて先方から「まだ、お返事いただいていませんが・・・」と電話がかかってくる事があります。
それと、年齢と共に物忘れがひどくなります。こういう物忘れもあります。それは何を買ったか覚えてない事です。スーパーでいろいろ調味料を買ったとします。ところが家に帰っても面倒くさいものですから、なかなか台所や冷蔵庫に収納しません。それで三日ほどして、また買い物に行き、前、買った事を忘れてしまって、同じ物を買ってしまうのです。そうして、台所にソースの瓶が二個転がっている事があります。
年齢と共に、どうしても“脳の老化”が進んでいきます。脳に良いと言われる【アスタキサンチン】や【ホスファチジルセリン】といったものが入ったサプリメントが発売されています。「健やかな老後」を送る為に、こういったものを補給するのが良いのではないでしょうか。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。