自然薬 ふやき本店

その(1)　移動機能の低下

京都に御池通りという、広い通りがあります。そこは歩道も広く街路樹もたくさん植栽されていて大変気持ちよく、私もよく通行します。

先日も歩いていたら、信号がチカチカと点滅しました。以前ならこんな場合、小走りに向こうまで渡り切ったものですが、今回は足が自然と止まって自重してしまいました。自信がないのですね。

学問的には、『移動機能の低下』というそうです。

骨、関節、筋肉、脊椎、腱、靭帯が弱っているのでしょう。それで、立つ、歩く、走る、座るといった当たり前の動作ができにくくなります。

 

その(2)　バランス感覚の低下

それと、バランス感覚が低下しています。靴下を履くときは、たいがい畳の上とかベッドの上で履きますから、お尻をつけて安定した状態で履くことが出来ます。しかし、脱衣所で脱ぐときは床にお尻をつけることがしにくいので片足立ちで脱ぐことがあります。そうするとフラフラして危ないものです。

さらに階段の昇り降りに不安を感じます。最近、地下鉄もエレベータが普及して便利になりましたが、それでも長い階段を改札口まで下りて行かないといけない所があります。

手摺を持ってゆっくりと昇り降りすれば良いのですが、たまにラッシュアワーに巻き込まれた時など、手摺が掴めないことがあります。そうすると、ものすごく不安を感じます。

又、地下鉄の階段は結構深いもので、高齢の方が階段を伝って外に出ると息切れする事があります。

日本はこれから益々高齢化社会に向かいます。人の手を借りずに自力で移動できるように、運動習慣をつけましょう。