散歩をしていると、家庭のクーラーの室外機から熱風が吹き出してくることがあります。お部屋の中は涼しくなっても、熱風を外に排出しているだけで、これでは毎年毎年地球は暑くなっていくような気がします。
この暑い中、Aさんはお仕事で公園や公共施設のお掃除をなさっています。背中やタオルがベチャベチャになるほど、すごい量の汗をかかれるようです。それですから、お茶もたくさん(ペットボトルを3本)飲まれるそうです。
3時ごろ、お仕事が終わるとどっと疲れが出て、いったん座ると次動くのが嫌だとおっしゃっています。このAさん、夏の終わりが近づいてきた頃から、足首の辺りがむくんできて、指で押したらほんの一瞬凹こんだままになります。夜、寝ていてもふくらはぎの辺りが重だるいそうです。そこで、『五苓散』 を飲んでもらいました。
『五苓散』 は茯苓、白朮,沢瀉、猪苓、桂皮からなります。
私たちの体は水分が多すぎるのも困りますし、反対に水分が少なすぎるのも困ります。普段は一定になるように調節できているのですが、時にうまくいかないことがあります。漢方ではこうした状態を 『水毒』 と申します。ちょうどホースで水を撒く時、よっぽどうまく撒かないと、どっかに小さな水溜りができるのと同じことですね。
こんな時、『五苓散』 を飲むと尿が気持ちよく出て、むくみや腫れぼったさが解消します。水分代謝が良くなって、口の乾きや頭痛や息切れといった症状も取れていきます。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。