一年に一度、私の所属するお薬の団体で全国大会が開かれます。一通りの講演等が終わった後、小さな部屋に集まって、全国各地から集まった人と交歓の場が設けられます。その時、自己紹介をしなければなりません。『私は○○県から来ました・・』 『趣味は△△で・・・』 というやつです。やがて、私の番が来て、『亀岡は明智光秀の居城があった所で・・・』と言いかけたのですが、何となくわだかまりがあって、『亀岡は保津川下りの起点で・・・』 と言い替えたところ、保津川も意外と知られていなくてすべった記憶があります。読者の皆さんはこんな場合、どう亀岡を紹介されるのでしょうか?
明智光秀は歴史上は反逆者ということになっていますが、実際は光秀は善政を施し、文化人でもあったと聞きます。堂々と胸を張って、『明智光秀の亀岡です』 と言えばよかったと反省しているところです。
この秋、猪倉の光秀ゆかりの谷性寺に 桔梗の里がオープンしました。地元の方やロータリークラブの方等多くの方のご尽力の賜物です。この桔梗の里になんと 6000人強の人が訪れたといいます。私も二度ほどその場所を訪れました。辺りの田園風景は気持ちがほっとします。山も美しく近くには神社もあります。まことに良い場所です。桔梗の紫は清楚で美しい・・・花言葉は 「誠実」とか・・・
桔梗は薬用植物でもあります。その根は喉痛に使われます。カゼを引いて声が出ない時、冷房の部屋に居て声が出ない時、 カラオケで歌い過ぎて声が出ない時、とにかくあらゆる喉の疾患に良くききます。
その効能を示す面白い話があります。私の尊敬する薬剤師さん。漢方の研究家として広く知られている方で、大阪の難波にお店があります。あの有名な吉本NGKの近くです。お客さんの中には私達がよく知っているタレントさんが何人かいます。そのタレントさんからよく電話がかかってくるそうです。『先生、昨日、お酒飲んで騒いで、今日声がかれとんにゃわ・・・』 『○時から舞台があるし、それまでに治さんならんのでお薬作っといて!』 先生はおもむろに桔梗の入った漢方薬をお作りになります。
桔梗は大事な植物です。この植物を亀岡にしっかりと根付かせたいものです。光秀への思いと共に。
そんな方にオススメ!味も良く飲みやすいですよ !
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。