中年になると、なんとなくセックスが弱くなります。なかなか勃起しなかったり、勃起しても硬度が弱くすぐに中折れしたり、辛抱できず漏れたりいろいろです。 男はセックスが弱くなってくると何だか自信をなくしてしまいます。それと共にパートナーにすまないような気がします。翌朝の会話がなんとなくぎこちなくなってしまいます。逆にセックスがうまくいくと、気持ちが積極的になり、子供の将来の事などについて会話が弾むものです。
さて、漢方では、この性機能の衰えを腎虚によるものと考えます。私たちの体は、五臓と言われるように、心・肝・脾・肺・腎の五つの機能がうまく働いて健康と若さを保っています。中でも特に、腎の働きは重要で、老化現象をコントロールしていると言われています。
それゆえ、腎の機能が衰えると、 白髪、脱毛、歯が抜ける、皮膚がかさつく、物忘れ、新しい道具が扱えない、筋肉が減る、体が冷える(或は逆にほてる)、性欲が無くなる、勃起しにくい…のいろんな症状が出てきます。こうした状態を腎虚といいます。
漢方には、この状態を改善する補腎薬というものがあります。 【八味丸】もそうですし、【鹿茸】もそうです。
漢方の古典である神農本草経の【鹿茸】の項目には、「漏下、悪血、寒熱驚癇を主治し、気を益し、志を強くし、歯を生じ、老いず」と記されています。正しく中国の昔の人は、【鹿茸】の体力増強、強壮効果について知っていたようです。 こうした東洋の知恵をうまく使って老化を遅らし、人生を楽しみたいものです。
お店は古い佇まいが残る安町商店街にあります。京都銀行から50mほどです。
駐車場を備えていますので、ゆっくりご相談ができます。